1999-05-14 第145回国会 衆議院 商工委員会環境委員会連合審査会 第1号
水俣病事件では、昭和三十一年の水俣病発見から数年を経ずして、その原因がチッソ株式会社の排水にあることが明らかになったにもかかわらず、当時の化学工業界は、多くの権威ある学者を動員して科学論争の泥沼に引きずり込み、その原因が明らかでない、いわゆる因果関係が明らかでないというふうに主張されました。
水俣病事件では、昭和三十一年の水俣病発見から数年を経ずして、その原因がチッソ株式会社の排水にあることが明らかになったにもかかわらず、当時の化学工業界は、多くの権威ある学者を動員して科学論争の泥沼に引きずり込み、その原因が明らかでない、いわゆる因果関係が明らかでないというふうに主張されました。
水俣病発見の昭和三十一年から見て二十四年後に出てますね。こういうものをおつくりになったということは、二十四年たってもなおかつ水俣病の問題はいろいろな調査手法を開発していく必要があるという意味だと思うんですね。もっと早くやった方がよかったとは思いますけれども、でもやらないよりはいいのかもしれない。
これらの県では、五月末の第三水俣病発見の報道とともに、魚価の急落をみたのでありますが、それに続く水銀の暫定許容基準の設定、魚の安全献立表の厚生省発表と、その内容変更等が、これに追い打ちをかける形となり、魚価はまさに暴落状態を呈するに至ったのであります。このため、多数の漁業者が出荷停止に追い込まれたのであります。